高齢者教室 ≪歴史講座≫
ふるさとのカルタに学ぶ
「小倉百人一首・いろは・つくしの絆」
今年度の≪歴史講座≫は,このたび博多仁和加振興会会長に就任されました~ふるさとのかたりべ~岡部定一郎様をお迎えして,「小倉百人一首とふるさと」と題し,藤原定家が京都・小倉山の山荘「時雨亭」の襖に書きつけた『小倉山荘色紙和歌』と呼ばれる『小倉百人一首』を題材に,私たちの暮らす筑紫・博多(大宰府)にまつわるお話をしていただきました。
1.日 時 5月18日(水)
2.会 場 七隈公民館
3.参加者 84名
4.講 師 ふるさとのかたりべ
博多仁和加振興会会長 岡部定一郎氏
福岡県は日本のカルタ発祥の地です
漢字・文字・詩教が渡来の湊は
博多湾・・・百道の浜です
和歌が伝えられたのも この博多です
”なにわずに 咲くや この花
冬ごもり
今を春べと 咲くや この花”
<全日本かるた協会 競技大会序歌>
――「小倉百人一首」を学ぶ――
かるたに学ぶ色々「日本のカルタの味わい方」
◇美の世界・かるたの魅力
◇七文字で・・・ ・かるたの覚え方
◇三秒あけて・札の読み方
「小倉百人一首」を識る! 覚える❢ 学ぶ❢
◇坊主めくり(読み札・絵札を使う)
◇散らし取り・ばら取り(取り札・字札を使う)
◇百人一首のことば分析構成表
皆さん,先生のお話を熱心にメモをとっています!!
ふるさとの・・・
大宰府ゆかりの
小倉百人一首の 歌人たち
菅原道真はもとより、天智天皇から始まって柿本人麻呂、和泉式部、紫式部、清少納言など大宰府ゆかりの歌人たち28種の説明に,会場の皆さんの感嘆の声があがりました
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
(安倍仲麿)
*「春日」も「三笠」も”筑紫”にありますとの解釈に会場から驚きともつかぬ喜びの声があがりました。
素晴らしい「小倉百人一首」の講演でした
今回の講座は,”岡部節”と称しても良いかと思われる先生の名調子とそれに酔った会場の熱気とそれに応える岡部先生の講演も快調なテンポで進み,当初は2回シリーズで計画していましたが,おかげさまで一気に終えることができました。
参加者の皆様の笑顔と満足げな表情が,講演の素晴らしさを物語っていました。
<次回「歴史講座」 お知らせ>
「福博の言葉あそび」
博多という言葉の由来とか方言にについてのお話しです
1.日 時 平成28年6月20日(月)
2.会 場 七隈公民館 講堂
3.講 師 博多仁和加振興会会長 岡部定一郎氏